2018-04

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

手弱女の華3話


バレンタインデーの思い出

あれは小学校の6年生の時でした。

お友達のSちゃんがT君にチョコレートをプレゼントしたいと・・・
T君はSちゃんのお兄さんの後輩で私達の2つ年上の先輩でした。
だから かきくけこちゃんも誰かにあげてって・・・
どーしてだかわかんないけど、なぜだか じゃぁ 隆君に・・みたいな・・

隆君ていうのは、私の兄の親友で しょっちゅう我が家に遊びに来ていました。
私より3つも年上でかっこいい人でした。
隆君も遊びに来る度に、私をわざわざ 呼びつけお話なんかもしていました。
ある日なんかは、私の飲みかけのジュースを隆君が飲んでしまったので
幼かった私は、それだけの事でとってもドキドキしていました。

Sちゃんと二人で T君の家へ行き、ポストにこっそりチョコレートを入れました。

なぜだか 隆君のお家には 私一人で行った様な記憶があります。
確か、4階建てのアパートだった様な記憶があります。
何階部分だったかは、覚えていないけれど とても ドキドキしてポストに入れました。

そーしたら、ビックリ!!

誰にも内緒だったのに!

家電かかってきちゃって!!

そう、当時はまだ 携帯なんてないから

「かきくけこぉ~隆からだぞぉ~」って、兄が・・・

えぇっ!!!!!!どーしよう!! みたいな・・・

仕方なく電話に出ると「ありがとうね」って
もう、どーでも いいんですけど みたいな・・・

多分、赤面状態だったと 思います。

兄は「何だったの?」みたいな感じで聞いてくるし、
せっぱ詰まって Sちゃん家に駆け込んだのを覚えています。


そんな 隆君が私が中2の時、我が家へ来た帰り道にオートバイ事故で
この世を去って逝きました。
その日に限って、私は隆君に会わずじまいで 隆君も早々に帰って行きました。
もし、いつものように ほんの少しでも話をしていたら、事故には遭わなかったんじゃぁ
ないかと 随分、思いました。

隆君の葬儀に参列させてもらい、一番大切にしていたグーフィーの人形を一緒に
入れて頂ける様、お願いしました。
隆君はとてもきれいな顔で、少し笑っているかのように見えました。
私は、死んじゃったのに どーして笑っているのかしらん?と不思議な感じがしたのを
覚えています。でも、何故だか 涙はぜんぜん出なくって なんか 人の死というものを
多分、まだ 受け入れられなかったんじゃぁないかと思います。


憧れの隆君は、憧れの人のまま 天国に逝ってしまいましたが、私にとっては
初めてのバレンタインデーの淡い思い出です。

ちなみにバレンタインカードに書いたメッセージは


「アネモネの花言葉、知っていますか?」(笑)でした。(恥)



アネモネの花言葉って、なんだっけ?






このシナリオには、暴力的+性的表現が含まれます。ご注意ください。
~手弱女の華 3話~


○警察所の外

花の付いていない桜の木


○デカ部屋

ブラインドを指で下ろし その隙間から その木を見ている 北野

松本「まさかの初夜ですよ、行きますか、普通 おかしいですよねぇ
殺された小島隼人も殺した一条寿も どうかしてますよ
新婦一人 ホテル残して、風呂入って帰ったて 私が誕生日にプレゼントした
ポロシャツ着て、オーストラリアに新婚旅行!?おかしいっすよ!」
北野「お前、よくしゃべるねぇ~」
松本「だって どう考えたって 行動、間違ってますよねぇ~おかしいっすよ」
北野「そもそも この事件 殺人なんだから おかしいの当たり前だろ」
松本「そーいうことっすか? なんか俺、あの女 気に入らないんすよねぇ」
北野「そーいうのは、気になってるって事なんだよ」
松本「どーいう意味っすか?!」

新米の女性刑事がお盆にコーヒーを2杯、持ってくる

北野「ありがとね、そんなに熱くなるなよ、ほれ コーヒーでも飲んでさぁ」

松本「ありがとうございます」

にっこり微笑む 女性刑事

北野(小声)「お前に気があるんじゃぁないの?」

コーヒーを噴出す 松本

笑う 北野

コーヒーカップ


○寿のマンション(夜)

ドア開いて 立っている 隼人

寿「・・・・・本当に来たんだ・・・」
隼人「そーしないと もう会わないって言ったじゃない」
寿「・・言ったけどぉ・・奥さんは?」
隼人「ホテルで寝てる、今夜 こっちのホテルで一泊して 明日 一番で
  オーストラリア行くんだ」
寿「ふーん そうなんだ」

お湯を沸かそうとキッチンに立つ 寿
後ろから寿を抱きしめる 隼人
二人を見ている 猫
覚めた表情の 寿

寿「お酒 飲んでるの?」
隼人「うん、随分 飲まされてさ」

寿のうなじにキスする 隼人
寿を自分の方に向かせ キスする 隼人
そのまま、ベッドに倒れこむ 二人

浴槽に前後に二人で入っている
後ろから 寿を抱きしめる 隼人
覚めた表情の 寿

ポロシャツを着る 隼人

寿「あっ!それ・・」
隼人(にっこり)「寿に買って貰ったやつ」

引きつって笑う 寿


閉じてるドア(室内)

その前でバイバイしている 寿

寿「バカみたい・・・ゆうさん(猫)寝よ」

猫を抱き上げ すりすりする 寿

ベッドの中 すやすや眠りに付く 寿
枕元で座っている 猫
猫の光る目



○デカ部屋

ライターの火

松本(声)「小島の親友の正也の話ですと、あくる日 一条寿に呼び出されて二人で遊園地
     行ってるんすよ」

ライターをカチャカチャ、点けたり消したりしている 北野

松本「何で遊園地なんだ?って聞いたら 寿がソフトクリーム食べたいって言ったからっ
   て、それで わざわざ雨の中、遊園地らしいっす」
北野「あっ、そう」
松本「正也の話では、もう その時点で一条寿は小島隼人にアイソ尽かしてたって
   言ってるんすよ、隼人の奥さんにならなくて良かったって、奥さん 可哀想って」
北野「あっ、そう」
松本「正也は二人がその後も会っていた事を知らなかったみたいっすねぇ」
北野「ふぅ~ん」
松本「聞いてるんすか?」
北野「ちょっと、タバコ吸ってくる」

立ち上がり出て行く 北野
その後姿に

松本「ったく・・」

考え事してる様子で 廊下を歩く 北野
タバコに火を点ける 北野
空を見上げる
雨空




つづく
スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

http://kakikukeko1025.blog.fc2.com/tb.php/33-8b7a1874
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

手弱女の華4話 «  | BLOG TOP |  » 手弱女の華2話

プロフィール

かきくけこ

Author:かきくけこ
どう見ても30代にしか見えないシナリオライターです。




最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (3)
シナリオ (31)
詩 (0)
脚本 (2)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

URL: http://kakikukeko1025. blog.fc2.com/ 
Author:かきくけこ

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。