2018-07

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手弱女の華2話

 小牧市民病院にて

 本日、母の再手術が無事 終わりました。
 ありがとうございます。


 手術室の前にて
 
 手術が終わるのを 待っていた私に
 少し離れた処から とことこっと歩いてみえまして
 「どうぞ・・」っと 声をかけてくださった 50歳代の女性
 そのちょっとオシャレなボブカットの女性の方の手の平に折り紙が

 「駒よ」って

 私が(えっ?これが駒?みたいな顔を多分していたら)

 「こうして回すのよ」って 隣の空席で回して見せて下さいました。

 私はその折り紙で器用に作られた駒に 大変 興味をそそられまして
 多分、目を真ん丸くして見ていたと思われます。

 「もうひとつ、今度は違うのを折って差し上げるわ」
 「はい、ありがとうございます」と私・・・


 私は 頂きました駒を 何度もよく見て、回しました。


 「この駒は、三枚の折り紙が使われていますか?」っと お聞きしましたら
 「そうよ」って
 「不思議ですねぇ~どうして回るのでしょう?」
 「そうね、少しおしりが 尖っているでしょう」
 「えぇ・・」

 そこが 不思議・・・

 どうやって この微妙な芯を作ってあるのかしらん?
 ばらしてみたいけど、ばらしたら多分、もう組み立てられないでしょう・・・

 しばらくしましたら その方が今度は箱鶴を2羽、持ってきてくださって

 最後には 何故か「セーラー服よ」って


 うーん・・・確かに・・みたいな・・・・

 「これなら簡単に折れるわよ」って


 まるで心を 読まれているよーな気がしました。


 多分、手術室の前で少し心配しているよーに見えた私に優しくしてくださったのでしょう。


 心休まるひとときをとても嬉しく思いました。



 ありがとうございました。






 このシナリオには、暴力的+性的表現が含まれます。ご注意ください。
~手弱女の華 2話~


○電車内の灯り
 
ぼんやり映る

○(回想)寿の部屋

和紙提灯の電灯の灯り


寿(声)「意味がわからない、どーいうこと?」

携帯を手に 暗がりの中、ドカっとソファに座る 寿

隼人(声)「・・・見合いしたんだよ・・・夏頃から 俺、おかしかっただろ?」
寿「・・全然、気が付かなかった」


猫が寿の膝に飛び乗る
その猫をなでる




隼人(声)「騙すつもりは無かったんだけど、なかなか言い出せなくて・・俺、寿の事は
     まじ、好きだったし ちゃんと会って話そうと思ってたんだ」
寿「好きだったって、過去形なわけ?」






○隼人の部屋 交互に(寿の部屋)

デスクの上の置物の黒猫


隼人「いや、そうじゃなくて」
寿「どーいうこと?私と付き合ってるのに 何で見合いなんかしたわけ?」
隼人「だから、親がさぁ」
寿「いい年して何が親なのよ!今日、何時間待ったと思ってるのよ!」
隼人「ごめん、今日 引越しだったんだ 疲れちゃって それで、今 帰って来て だから待ち合わせ場所に     行けなくてさぁ」       
寿「誰の引越し?」
隼人「俺達の」
寿「はぁー!?俺達・・・同居しないんだ」
隼人「うん、しばらくはね」
寿「・・・そう・・・」
隼人「でもさぁー寿とは別れたくないんだ」
寿「はぁ?」
隼人「愛人として 付き合って欲しいんだ 今までの様に会いたいんだ だから」
寿「無理!!そんなの絶対、無理!!なに都合のいいこと言ってるのよ!」


鏡に映る 寿


○取調室


ため息を付く 寿
頭をポリポリ掻く 北野
腕組をして立っている 松本

北野「随分、身勝手な話だな」
寿「・・そうですよねぇ」
松本「逆じゃぁないんですか?」
寿「えっ?」
松本「あなたが 小島に別れたくないって言ったんじゃぁないんすか?」

松本を睨む 寿

北野「余計な事 言うんじゃねぇーよ」
松本「・・はい」

ぶっちょう面の寿
寿を鋭く見る 北野


デスクのライト




○公園(回想)

曇り空から覗く 太陽

歩く寿と正也(隼人の親友)

池の鯉

その鯉に餌をやる 寿


正也「寿ちゃんから電話かかって来ると思ってたんだ」
寿「・・・正也さんも結婚式、出るの?」
正也「まぁ、一応ね」
寿「・・本当に隼人、結婚するんだ」
正也「俺、言ったんだよ、寿ちゃんだけには ちゃんと話せよって
   まさか、今まで黙ってたなんてな、あいつ 何て言ってた?」
寿「見合いしたって いつ?正也さん 知ってたの?」
正也「見合い?隼人、寿ちゃんにそう言ったの?」
寿「違うの?」
正也「あのさぁ、俺 寿ちゃんに隼人の事 ちゃんと忘れて欲しいからさぁ 
   本当の事 言うけどさぁ あいつ、付き合ってる女 居たんだよね。
   それも結構 長いよ。 俺も 会ったこと何回かあるしさぁ 隼人家とかも出入りしてたしね。
   親、公認みたいなぁ」
寿「それって もしかして七年越しの人?」
正也「えっ!寿ちゃん 知ってたの?」
寿「・・・私には別れたって 言ってた」
正也「その女だよ」
寿「・・・そうなんだ」
正也「あいつさぁ~俺と違って ルックスとかイイじゃない、だから もててさぁ                 美容院の子とか会社の子とかとも しょっちゅう飲みに行ったり、コンパしたりさぁ
   ある意味、そーいう事 平気でできる あいつが羨ましかったっていうかさぁ」
寿「・・・美容院の人って 犬 飼ってる人?いつもあの人の髪、切ってもらってるぅ」
正也「寿ちゃん、それも知ってたんだ。その女のマンションにもあいつ出入りしててさ 
  新居はその女の部屋だよ」
寿「どーいうこと?」
正也「なんか、敷金か礼金か負けてもらったみたいでさぁ、俺、引越しの手伝い 行ったし」
寿「奥さんになる人そーいう事、知ってるわけ?」
正也「どーだかね」

寿「・・・・・そーいう人だったんだ」

正也「でもさ、寿ちゃんだけはあいつにとって別だったと思うよ。あいつ、寿ちゃんだけは本気だったっていうか  だからさぁ 今まで言えなかったんじゃない、あいつのかた持つわけじゃないけどさぁ」
寿「・・・もう、訳わかんない・・信じらんない・・・」
正也「もう、あいつの事は 忘れろって 寿ちゃんなら大丈夫だって すぐにいい男みつかるよ」
寿「・・結婚式の日、うちに来るって言ってた」
正也「何処に?・・寿ちゃんのマンション?」
寿「うん」
正也「何で?」
寿「そーしないと もう 会ってあげないって言ったの」
正也「ウソだろ、どの面下げて来るんだよ」
寿「結婚式が終わったら 来るって・・」
正也「いくら あいつでも そりゃぁ ないだろ」
寿「普通じゃないよね・・・」
正也「何、考えてんだ!どこまで 寿ちゃん 振り回すんだよ!」

寿「ねぇ、正也さん また、連絡してもいい?私、独りでいるのが怖いの」

正也「いいよ、別に・・いつでも、いつでも いいよ」

寿「ありがとう」




     つづく
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